v11.0
- ID:
- 48970
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1204
- 見出し:
- 大木運ぶ馬力に感動
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20101206-OYT8T00108.htm
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- 【写真】
- 記事
-
山で切った木を馬に引かせて運び出す「地駄曳(じだび)き」の実演が5日、遠野市宮守町で行われた。
山仕事を体験して森や間伐の現状を身近に知ってもらおうと、NPO法人・遠野エコネットが企画、約20人が参加した。
馬搬歴60年の菊池盛治さん(74)(遠野市)が、11歳雄の「盛(さかり)」号に取り付けた鉄製ソリに太さ30センチ以上、長さ約4メートルの丸太をくくりつけて手綱を取ると、馬は林の中を力
強い足取りで引いて進んだ
体重と同じ約1トンまで運ぶことができるといい、大槌町吉里吉里の主婦坂下洋子さん(50)は「大人8人がかりでやっと動いた木も運んでいた。
馬はすごい」と感動した様子だった。
遠野エコネットによると、昔は馬搬が一般的だったが、今は重機が主流になり、馬搬を仕事とする「馬方」は全国でも数人しかいないという。
しかし、重機は地面を削るなど山を荒らしてしまうのに対し、馬は木の間を縫って運ぶことができるなど、自然に優しい貴重な技術として見直されているという
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