v11.0
- ID:
- 48522
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1104
- 見出し:
- 黄綬褒章、家具作り一筋浅野博さん
- 新聞名:
- KNB WEB
- 元UR(アドレス):
- http://www2.knb.ne.jp/news/20101102_25975.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
黄綬褒章を受章した黒部市の浅野博さんは長年にわたり家具職人として仕事一筋に尽くしてきました。
浅野ヒッタ家具工業の社長で全国家具組合連合会の理事も務めています。
浅野さんは家業を手伝う形で10代でこの世界に入り、以来およそ60年、家具を作り続けています
40歳の頃からは仏像も手がけ始め、今でも社長業の傍ら毎日2時間、工房の窓際に座り、仏像を削るのが日課です。
そこにはものづくりにかける職人の真摯な眼差しがあります。
浜黒崎の黒松の仏壇や黒部杉の椅子、浅野さんは富山にも質の良い木がたくさんあることを知ってもらいたいと材料にはなるべく県産材を使います。
立山杉の仏壇今、とりわけ気に入っているのが立山杉、木目の美しさが際立っているといいます。
ヒノキのベッド常に、新しい製品の開発にも余念がありません。
7年前には自身が腰を痛めたことをきっかけにヒノキが素材の木製ベッドを考案しました。
木材を弓形に並べることで、スプリング効果が得られ、硬すぎず柔らかすぎず、体にしっくりくる寝心地だそうです。
このベッドは県内で製造される優れた工業製品をとして富山プロダクツに認定されました。
生涯現役、浅野さんは75歳になった今も職人として、ものづくりに邁進しています
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