v11.0
- ID:
- 48518
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1104
- 見出し:
- 京都匠塾、北山杉のテーブル ケーキ店に贈る
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kyoto-np.co.jp/tanba/article/20101102000034
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
屋外でゆっくりとケーキを味わってもらおうと、京都伝統工芸大学校(京都府南丹市園部町小山東町)のOBでつくるNPO法人「京都匠塾」のメンバーが、北山杉で制作したテーブルセットを、手作りケーキ店「みもざ」(同市八木町八木嶋)に贈った。
小松加奈さん(25)=園部町小山西町=が一人で切り盛りするみもざは、客から喫茶スペースを求める声が多かった。
それを知った常連客の八木木材市場社長の前田清二さん(61)が、京都北山丸太生産協同組合(京都市北区)から北山杉を譲り受け、京都匠塾に制作を依頼した。
同市場にある工房「息吹木工ラボ」などで、木材業界の問題解決を目指しながら創作活動に励むメンバー6人が、デザインから手掛けた。
木目や丸太の表面にある「出絞(でしぼ)」という凹凸を生かしたテーブルと、3人掛けのベンチ二つを約1カ月半かけて作った。
なめらかな肌触りと、赤と白の鮮やかなコ
ントラストが特長だ
小松さんは「携わってくださった皆さんのぬくもりが木から伝わってくる。
大切にして、お客さんの憩いの場になるような店にしたい」と話す
匠塾は今後、北山杉などを使ってみもざの内装や玄関をモデル的にリフォームする予定で、「府内産材の新たな活用法を探りながら、魅力を発信できれば」と意気込んでいる
fff: