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- ID:
- 48442
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1029
- 見出し:
- 伝統技術継承へ勉強会「職人塾」 栃木・大工など12業種32人
- 新聞名:
- 下野新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shimotsuke.co.jp/town/life/volunteer/news/20101028/405561
- 写真:
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- 記事
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【栃木】歴史的街並みを保存するため設けられた国の支援制度「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)の選定に向けた市の取り組みが本格化する中、、市内の大工や左官などがこのほど、伝統技術を研究するための勉強会「栃木蔵の街職人塾」を立ち上げた。
技術伝承のためのマニュアルをつくる
ほか、若手職人の養成も目指す
職人塾に参加したのは、大工や左官のほか設計、塗装、木材102件など建築関係12業種の職人と、市の重伝建担当者で計32人。
塾長には2004年度「とちぎマイスター」に認定された大兵工務店の山本兵一社長(63)を選んだ
当面、各業種ごとに課題を整理し、具体的にどのようなことができるかを検討する方針。
県外の重伝建先進地域の職人グループとも交流を図り、「実際の作業を通して、(伝統の工法にのっとった)本物の施工マニュアルづくりを目指す」(事務局)
市は街並みの保存を目指す地区を、栃木大通り(蔵の街大通り)や巴波川沿いの街並みを骨格とした「栃木町」と、同地区北側の「嘉右衛門町」とする原案を決め、来年度中に県内初の重伝建に選定されるよう準備を進めている。
選定されれば、国の補助を受けながら町並み保存していくことになり、蔵などの伝統的建造物を修理する大工や左官職人などの力量が試されることになる。
山本塾長は「重伝建のためのマニュアル作りはもちろんだが、職人のネットワークを生かし後継者の育成も目指したい。
若手の職人にもっと入ってもらい、世代間交流を図っていきたい」と話している
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