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    ID:
    48280
    年:
    2010
    月日:
    1020
    見出し:
    「杉コレ」奇抜さ競い6回目 県産材の活用法、全国から
    新聞名:
    朝日新聞
    元UR(アドレス):
    http://mytown.asahi.com/areanews/miyazaki/SEB201010180034.html
    写真:
    【写真】
    記事
    県産杉材の普及をめざし、全国から新たな活用法を公募するコンペ「杉コレクション」の最終審査が30日、西都市で行われる。
    弁当箱のように収納できるテーブルといす一式や、すべて杉材で作る洋式便器など奇抜なアイデアを、主催側の若手製材・建具業者らが実物大に作り上げて選考するユニークな イベントだ  杉コレは、若手業者らの団体「県木材青壮年会連合会」などが各地域で持ち回り開催しており、今年が6回目。
    審査委員長に建築家の内藤廣東京大大学院教授を招き、100点を超えるデザインが寄せられるイベントに育った。  1、2次審査では、参加者側から提出された図面や模型などを審査するが、最終選考に残った約10点は、主催側が約1カ月かけ、実物大に作り上げる。
    テーマも「笑えるデザイン」「思わず欲しくなる大道具」などとひねられており、県内業者の技術力アップになるという。
    杉コレを仕掛けた日向市の海野洋光 (うみの・ひろみつ)さん(47)は「デザイナーと緊密に連絡をとるため、業者の技術も上がるし、商機にもつながる」と強調する。  県のスギ素材生産量は全国一(2008年の農林水産省木材統計)だが、外国産材との競争もあり、製材業者は急減している。
    「少し前までは木を切り出し、四角にするだけで売っていた。
    一般の人との接点もなく、どうすれば売れるかという感覚に乏しかった」と海野さん  飫肥杉に代表される県産杉材は油分が多く、腐りにくい。
    成長力もあり、同じような年数の杉が手に入るため、安価で大量生産に向く一方で、輸送コストがかかるといった課題もある。
    杉コレは、技術力を高めるとともに最先端のデザイン業者との接点を生かし、産地としての力量をつけて、県産材の普及に役 立たせるのが狙いだ。
    販売ルートを持つ企業も視察に訪れるようになった。  実は、海野さんは木材を生産する側ではなく、利用する側の建設会社の経営者。
    03年に青年会議所の活動でハマグリ碁石のコンペを企画し、そのノウハウを04年の初回、杉コレに生かした。
    海野さんは「代替素材では木の温かさは出ない。
    ただ、設計、加工、商品開発に詳しい人物を育てないと木材需 要は伸びない」と、今後も杉コレを継続させる必要性を感じている。 fff:

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