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- ID:
- 48195
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1018
- 見出し:
- “世界最古”の木材 見学会
- 新聞名:
- NHKニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.nhk.or.jp/news/html/20101017/t10014632281000.html
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世界遺産に登録されている奈良市の元興寺で、現存する建物の木材としては世界で最も古い、6世紀終わりのものとみられる木材が、屋根裏に使われていることがわかり、17日から見学会が始まりました
公開されているのは、元興寺の「禅室」と呼ばれる国宝の建物の屋根裏です。
世界で最も古いとみられるのは、柱と柱をつなぎとめるため、水平に渡された、長さ5メートル余りのひのきの角材で、専門家が年輪から鑑定した結果、飛鳥時代の初めに当たる、今からおよそ1400年前の590年ごろに切り出さ
れた可能性が高く、これまで最も古いとみられていた法隆寺の五重塔の柱より10年ほど古いということです。
事前に申し込んで見学した人たちは、濃いこげ茶色になって、朽ちることなく機能している木材を、懐中電灯で照らし熱心に見入っていました。
元興寺文化財研究所の狭川真一研究部長は「寺を支えてき
た木材を通じて、歴史の息づかいを感じてもらえれば」と話しています
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