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- ID:
- 47787
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0921
- 見出し:
- 木材生産量2・5倍へ森林づくり指針 県林務部が案
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinmai.co.jp/news/20100918/KT100917BSI090022000022.htm
- 写真:
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- 記事
-
県林務部は、県内の森林から切り出す木材の生産量を今後10年間で2・5倍に増やす目標を盛った「県森林づくり指針」の案をまとめた。
林業の低コスト化や、県産材の地元利用拡大など、産業としての振興策を重視。
木材価格の低迷に苦しむ国内林業だが、新興国の需要増などで国産材のシェアは
高まる傾向にあり、「追い風」を生かせる体質づくりを目指す
指針案は、国有林を含む県内の木材生産量を2009年実績の30万5千立方メートルから20年に75万立方メートルへと引き上げる目標を掲げた。
達成に向けて木材を供給する側では、山林内の林業作業路を増設して大型機械が使いやすい環境を整えるなど林業者の経費削減を促す。
複数の森林
所有者の同意を得て30ヘクタール以上の一体整備も進める。
需要側では、県産材を使った住宅や公共建築の着工を増やし、製材用の木材を09年実績比2・4倍に拡大。
山林で丸太に加工する際に出る端材や、曲がった木など現在は多くを廃棄している木材を活用し、製紙原料や火力発電の燃料にするチップやバイオマス(生物資源)用を3・6倍に増やす。
合板
用は近隣県の大型工場への出荷増を見込んで1・6倍にする。
また、県内の民有林66万1千ヘクタールのうち52万9千ヘクタールは「公益的機能の発揮をめざす森林」と位置付け、残り13万2千ヘクタールの「木材生産の高度化をめざす森林」に林業支援を集中させる。
間伐は10年間で計18万3600ヘクタールを実施し、09年度までの10年間の実績と比べ16・
0%増やす
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