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- ID:
- 45916
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0509
- 見出し:
- 共同製材工場計画 飯伊の17社の組合
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinmai.co.jp/news/20100507/KT100506SJI090018000022.htm
- 写真:
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- 記事
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飯田下伊那地方の木材・製材会社17社でつくる飯伊木材協同組合(飯田市)は、木材の地産地消を進める一環として、木材の加工や乾燥を一括して行う同地方初の共同製材工場の建設を検討している。
地元材の安定供給を進め、森林整備も図る狙いだ
同木材協同組合や飯伊森林組合(同市)、飯田市などでつくる「南信州木づかい協議会」が市内で6日に開いた地域木材産業の再生に向けた研究成果発表会で、同木材協同組合の小沢千亮(ちあき)理事長が計画を説明した。
計画によると、本年度は共同製材工場の経営見通しの調査を進める。
その上で来年度、木材の販売や乾燥をしている同森林組合の木材流通センター(下伊那郡喬木村)内に新たな加工施設や乾燥設備を備えた工場を建設する。
各社の資金と国の補助金を事業費に充てる予定だ
新設する工場を核として各社が連携することで、大口の注文にも地元の木材で対応できる体制を整える狙いだ。
各社が個別に注文を受けてきたこれまでは、地元産材の要望があっても自社だけで数をそろえられず、県外の材を使うことも多かったという。
小沢理事長は「この地域には木材が豊富にそろっている。
それを有効活用することで林業も盛り上げていきたい」。
同森林組合の林和弘組合長は「地元で家を建てたいと思っている人たちに地産木の利用を働き掛けていきたい」としている
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