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    ID:
    47665
    年:
    2010
    月日:
    0910
    見出し:
    虫食い「あかね材」利用を 県木連、認証機構設立し普及促す
    新聞名:
    中日新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100909/CK2010090902000120.html
    写真:
    【写真】
    記事
    虫食い跡や変色があっても強度や耐久性には問題のない木材「あかね材」の利用を促そうと、県木材協同組合連合会(県木連、津市)が「あかね材認証機構」を設立した。
    業界あげて品質を保証することで、従来は見た目の悪い欠陥品として扱われてきた木材を、消費者に安心して利用してもらう狙いだ  あかね材は、スギやヒノキを食べる「スギノアカネトラカミキリ」の被害木から製材された木材。
    枯れ枝に卵を産み付け、ふ化した害虫は枝の付け根から内部を食べ進んで虫食い跡を残す。
    あいた穴から菌が入り、変色を起こすこともある  県木連によると、これらの害虫被害は、林業の不振で枯れ枝を落とす作業が滞りがちになったため、20年ほど前から拡大。
    特に気候の温暖な紀伊半島では全国的にも被害が大きく、県内では被害木が8割に上る地域もあるという  あかね材は住宅メーカーから敬遠され、販売するにも一般材の半額ほどで買いたたかれることが多い。
    中には木材チップにされることもあった  しかし県木連が三重大に依頼した性能検査では、強度や耐久性が一般材と変わらないことが証明されたため、一般材と同じ性能の木材を安価で提供する方法として、認証制度をつくった  認証機構では、認証製材工場で製造されるあかね材を、虫食い被害部分の大きさによってA~C等級に分類。
    各等級ごとに割引率を設定して普及を促す。
    住宅フェアや産業フェアに出展し、あかね材の普及啓発にも取り組んでいく  県木連の伊藤駿司専務理事は、「あかね材を性質に見合った価格で販売することは、生産者と消費者の双方にメリットがある。
    あかね材を有効に利用してもらい、県産材の普及につなげたい」と話している fff:

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