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    ID:
    47603
    年:
    2010
    月日:
    0907
    見出し:
    県産材の木製カーポートの強度実験
    新聞名:
    北日本放送
    元UR(アドレス):
    http://www2.knb.ne.jp/news/20100906_25320.htm
    写真:
    【動画】
    記事
    富山県産の木材の普及につなげようと考案された木製のカーポートの強さを確かめる実験が6日射水市で行われました。
     想定以上の強度が確認でき、実用化に向けて大きく前進しました。
     実験は、射水市黒河にある県の木材研究所で行われました。
     この木製カーポートは、立山山ろく森林組合が立山町の設計会社と今年3月から共同開発したもので、富山市内でとれたスギの間伐材を使って作られています。
     垂直に走る柱と柱の間に合板を入れ、柱から屋根の頂上に筋交いを複数入れて強度を保った設計になっています。
     このカーポートが地震などに耐えられるかどうかを建物に水平に力を加えて調べます。
     実験開始。
    冬場、積雪が1メートル50センチあるときに震度6強の地震が起きたときに想定される水平の力は2トンです。
     これに耐えられるかどうかが6日の実験のポイントでした。
     実験では1トン、3トンと力が加えられていきましたが、建物に変化はみられません。
     5トンを超えても変化はありませんが、7トンを超えると建物が傾きはじめ、柱が基礎から抜け始めました。
     そして8トンを超えると…「ピシッ」柱には裂け目ができた部分もあり、9トンに達したところで6日の実験は終わりました。
     実験に臨んだ立山山ろく森林組合や立ち会った県の森林政策課では予想以上の強度が確認できたと評価しています。
     立山山麓森林組合谷口弘聡課長「地震はやはり横揺れで大きなもの(積雪)をのせたゆさぶりとなり今回の横のひっぱりをみる実験は相当具体的な内容だったと思う」  県産材を活用したこのカーポートは、柱を細かく組み合わせることで太い柱でなくても強度が保てるように工夫されているということです。
     基礎工事や壁面などを含めた坪単価はおよそ30万円になり、今後注文を受ける計画ですが、一方で県産材の供給体制が確立できていない点などに課題があるということです。
     富山の森の保全のためにも、間伐材の活用は課題となっているだけに、実用化を進めてほしいと思います fff:

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