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- ID:
- 47251
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0816
- 見出し:
- 病気を乗り越え、木工恐竜を制作 砺波の坂本さんが初の個展
- 新聞名:
- 富山新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20100817203.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
砺波市庄川町三谷の坂本一雄さん(63)は、エゾマツを使った恐竜やトンボの木工に 打ち込み、同町金屋の富山銀行庄川支店で初めてのクラフト展を開いた。
不慮の病気で左 足を切断、1年間の入院生活を経て数年前から制作を始めた。
長年大工として培った腕か
ら作り出される恐竜は今にも動きそうで、来店者がじっくりと見入っている
坂本さんは30年以上、大工の棟梁(とうりょう)として100軒以上の住宅を建てて きたが、足に菌が入る病気のために約6年前、左足を切断し、砺波市立砺波総合病院で闘 病生活を送った。
退院後、落ち込む気持ちを奮い立たせ、子どもたちの喜ぶ顔が見たいと 、木工の恐竜作りを始めた。
坂本さんは恐竜の背中の曲線を表現するためにいろんな素材を試し、正目をスライスし たエゾマツを使うようになった。
主にノミを使い細工する。
恐竜を作るにあたっては勝山 市にある福井県恐竜博物館にも足を運び、研究した。
恐竜の大きさは体長が約40センチ
、高さが約20センチで、坂本さんによると、曲線を表現するのに適した大きさだという
今回、富山銀行庄川支店に展示された作品は恐竜6点や帆船1点、タケを使って作った トンボ、からくり玩具の合計17点。
坂本さんが一人で開く作品展は初めてで、9月17 日まで
坂本さんは今後、制作する恐竜作品を幼稚園や保育所に寄贈することも考えており、「 子どもたちの喜ぶ顔が見たくて作っている。
贈ることができたらうれしい」と話した
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