v11.0
- ID:
- 47083
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0803
- 見出し:
- 田中木材工業、LED使い光る木の看板開発
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819490E2E0E2E09C8DE2E0E2EAE0E2E3E29E93E2E2E2E2;at=ALL
- 写真:
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- 記事
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室内木製ドア製造の田中木材工業(徳島県阿南市、田中崇文社長)は、発光ダイオード(LED)を使い、天然木に光を浮かび上がらせる新たな電子看板を開発、販売を始めた。
箱型看板の内部に装着したLEDの光を、極薄のシート状に加工した木材の面に透過させる仕組み。
自然の風合いを生かした
電子看板として、オフィスや病院、飲食店などに売り込む
新たに開発した電子看板の商品名は「TWINK Dot(トゥィンクドット)」。
横幅32センチ、高さと奥行きが8センチ。
木は濃い茶色のウオールナット、細かな模様が特徴のバーズアイメープル、サクラの3種類
木材内部に縦16個横96個の計1536個のLED素子を並べた基盤を装着。
看板となる面は、天然木を厚さ0.2ミリに極薄加工した。
表示したい文字をパソコンに打ち込み、赤外線で看板に送信する仕組み。
流れる文字、静止文字、点滅表示などを自由に選べる。
価格は8万円
オフィスや店舗、病院、公共施設などの受付カウンターやテーブルなどに置けば、インテリア感覚で商品紹介や案内表示のメッセージを伝えることができる。
現在はコストなどの面から赤色だけだが、LED価格が下がれば、他の色の表示もできるという。
LEDは発光すると熱を発するが、木が熱を持たないよう独自の技術を開発した。
当面の売り上げ目標は年間100個。
今後は代理店方式で販売網を広げていく方針だ
田中紀夫専務は「木の表面に光の文字が浮かび上がる意外性が特徴」と話している。
同社はドア製造が主力で年間売上高は約5億円だが、今後はLED関連商品を強化する
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