v11.0
- ID:
- 46923
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0722
- 見出し:
- 地名看板:木彫作家・長谷川さん、自費で36本建てる--名張・国津に /三重
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/mie/news/20100722ddlk24040383000c.html
- 写真:
- -
- 記事
-
名張市百合が丘東9の木彫作家、長谷川重峰さん(66)が、木工工房を開いている国津地区に、地名を示す看板をボランティアで建てている。
今年2月から始め、現在36本。
来春にはすべて完成し、約40本になる予定だ
長谷川さんは大阪府豊中市出身。
過疎化が進む国津地区に定着して、地域を良くしていきたいと、工房では展示室を開放しているほか、桜の植樹などもしている。
看板は、道案内だけでなく、同地区がしっかりしているとアピールする機会になると発案した。
市の許可を得て、縦約10センチ、横約75センチ、厚さ約2センチの木材を主に使い表示している。
すべて自費だ。
「神屋」「吉原」などの地名や、「比奈知ダム」「名張市内」など、方向も示しており、表示を見て「ここか
ら比奈知ダムに行けるとは知らなかった」と言う人もいたという。
看板は糸のこぎりで一文字ずつ作り、板に張り付けた。
色塗りは友人と協力。
三差路では細かい方角を調整するため、何度も看板を付け直したという。
さらに大変なのは、設置後のメンテナンスだ。
看板を設置すると雑草を抜きにくくなるため、朝早いときは5時半ごろから看板を回り、草抜きをし、地域住民から声を掛けられることも増えたという。
今後はペンキの塗り直しもするという。
長谷川さんは「『ありがとう』『ご苦労さん』など声を掛けられるとうれしい。
これからも国津を盛り上げていきたい」と話している
fff: