v11.0
- ID:
- 46594
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0628
- 見出し:
- ミサワホーム、生物多様性に配慮した「木材調達ガイドライン」を策定
- 新聞名:
- nikkei BPnet
- 元UR(アドレス):
- http://eco.nikkeibp.co.jp/article/news/20100627/104115/
- 写真:
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- 記事
-
ミサワホームは、生物多様性の保全を目的に木材調達方針をまとめた「木材調達ガイドライン」を策定した。
森林供給源が特定され、伐採権が確認された木材や、認証を受けた木材を調達。
生態系に悪影響を与えたり、絶滅の恐れがある樹種を使った木材を排除する。
3段階の目標を定め、まず2010年度
までに森林供給源を100%特定する。
森林減少は違法な伐採が大きく影響しているとされ、世界自然保護基金(WWF)は、日本が輸入する林産物製品の6~20%が違法伐採に関連していると推計。
同社は、木質系住宅の構造材に原木換算で年間約47万m3の木材を使用(2009年度実績)。
森林破壊に加担しない木材製品の購入が求めら
れることから、生物多様性保全に向けた姿勢を示した。
ガイドラインでは、木材の調達方針として最初に、調達しない木材を明示。
生態系を破壊する伐採や保護価値の高い森林を破壊する伐採による木材と、野生生物の国際取引を規制するワシントン条約に基づく絶滅危惧種の使用を排除する、と宣言した。
積極的に調達する木材は3項目で、それぞれ目標を設定。
(1)森林供給源までさかのぼって出所が特定できる木材、(2)森林供給源が明らかで伐採権が確立された木材、(3)FSC(森林管理協議会)をはじめ各種の森林認証製品。
2010年度までに(1)を100%特定、2011年度までに(2)を100%確認、20
14年度までに(3)の使用比率を70%にする。
目標を達成するため同社は、木材の供給源や伐採時の状況などの情報を集めて仕入先を調査するとともに、調達する木材の加工・流通過程の管理についての情報を収集。
毎年の報告書や、仕入先との連携した活動によってレベルを継続的に向上させ、活動の年間目標を公表していく
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