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    ID:
    46571
    年:
    2010
    月日:
    0625
    見出し:
    「木と香のアクセサリー」作り進んでいます!(5)「大手小町ブレンド」誕生
    新聞名:
    読売新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.yomiuri.co.jp/komachi/shopping/labo/20100624-OYT8T00355.htm?from=navlk
    写真:
    【写真】
    記事
    オークヴィレッジでは、森の木や枝葉から日本産のアロマ「yuica ゆいか」を抽出しています。
    今回、オリジナルアクセサリーにぴったりな、オリジナルアロマ「大手小町ブレンド」を作ってくれました! 疲れを癒やす爽やかな「大手小町ブレンド」  香りを抽出しているのは、敷地内にあるエッセンシャルオイル精製会社「正プラス」です。
    一歩中に入ると、爽やかな森の香りが広がっていました。  「ちょうど今、クロモジのエッセンシャルオイルを抽出しているところです」。
    総務部統括の北川賢次さんの案内で室内に入ると、そのたおやかな香りとは縁遠い金属装置が並んでいました。 抽出できるアロマオイルはごくわずか タンク1カゴに約13キロの木や枝葉のチップを詰める北川さん 稀少なミズメザクラのアロマを抽出  金属装置の先に設置されているガラス容器に近づいて、中をよく見ると、表面にごくわずかな層ができているのがわかりました。
    この表面に浮かんでいるのが、香りの素のエッセンシャルオイル  タンク1カゴに、木や枝葉を細かく砕いたチップ約13キロを入れて装置にセット。
    これを水蒸気蒸留法という方法で、時間をかけて香りのオイルを抽出します。
    樹種によって差がありますが、取り出せるアロマオイルはごく微量です  「クロモジは、原料の木1キロから抽出できるのは約3ミリリットル」と北川さん。
    隣の装置で抽出しているミズメザクラは、さらに少なく、原料に対して約1000分の1のエッセンシャルオイルを抽出するのがやっとだそうです  「大手小町ブレンド」は、こうした方法で抽出したヒノキ(木)、ヒメコマツ(枝葉)、アスナロ(木)、スギ(枝葉)などのエッセンシャルオイルに高知県産のユズをブレンドしてあります。
    森の中でユズの香りが漂う爽やかさです 森は五感で付き合う  森の中で放置されている枝や葉を生かそうと、オークヴィレッジでアロマプロジェクトが立ち上がったのが4年前。
    愛知県森林・林業技術センター所長だった北川さんは、それ以前から木工が趣味でオークヴィレッジの木工セミナーに参加していたのが縁で、このプロジェクトに参加し、それまでのキャリアで磨いた 「木を探す」得意技を生かし、森を歩いて、香りの素となる樹木を見つけては、アロマに生かしてきました。 ニオイコブシの葉はかむと甘くておいしい「カムシバ」(現在は転じて「タムシバ」と呼ばれる)  「ちょっとこの葉をかんでみませんか」と、差し出された葉を口に入れてみると、ミント系のガムのような味。
    森がこんなに甘くておいしいとは! 「ニオイコブシの葉で、昔の人は、カムシバと名付けて、甘いものの少ない時代に重用していたそうです」。
    森は五感で付き合うもの、と知りました。  以前開催したアロマ講座でも、参加者の皆さんに好評だった森の香り。
    この「大手小町ブレンド」はそれにユズのさわやかさが加わって、香りのチャームにぴったりです。
    ますます完成が楽しみになってきました fff:

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