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- ID:
- 46468
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0618
- 見出し:
- 木材チップボイラー本格稼働 川内村
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001006170003
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- 記事
-
村内の間伐材を利用
川内村が建設し指定管理者が運営する温泉施設「かわうちの湯」でこのほど、木材チップを燃料とするボイラーが本格稼働した。
同施設では、わき出る湯温が26度と低いため2000年の開設以来、灯油ボイラーで42度に温めていたが、燃料費の高騰と環境対策のため切り替えた。
チップはすべて村内
の間伐材で、植林の間伐促進や森林整備も大きなねらい
ボイラーはオーストリア製で、購入費や建屋などを含む総事業費は約6千600万円。
27立方メートルのチップが入るサイロからコンピューター制御で自動的にチップが炉へ送り込まれ、施設で使う量が減り湯が余ると火力が弱まるよう調整される
地元の双葉地方森林組合が間伐材を集め、チップに加工して納入している。
灯油だと年間2200万円の燃料費がかかっていたが、チップなら1500万円以内で済むと見込む
担当者は「林業家の高齢化などで間伐作業が進まず、間伐されても木はそのまま山で放置され腐っていた。
燃料費を抑えることができるうえ、二酸化炭素の排出量も抑制できて三重、四重の効果がある」と話す。
将来的には農家など個人からの間伐材納入も期待したいという
県内でチップボイラーを公共施設に使っているのは、飯舘村の社会福祉法人「いいたて福祉会」が09年4月に老人ホームの風呂や暖房のために導入している例がある
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