v11.0
- ID:
- 46439
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0616
- 見出し:
- 炭焼き継承、地域おこしにひと役 鹿島市のグループ
- 新聞名:
- 佐賀新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1664010.article.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
鹿島市の能古見地区振興会(坂口政昭会長)のメンバーでつくる自然の館「ひらたに」運営委員会が、経ケ岳の炭焼き小屋を活用した地域おこしを模索している。
師匠は地元の炭焼き名人・尾崎辰次さん(79)。
失われつつある炭焼き文化の継承を図るとともに、林業体験会を開き、都市住民との交流につ
なげる。
同館は1996年に青少年などを対象にした宿泊施設として開設。
敷地内には、れんがと赤土だけを使った昔ながらの炭焼き窯(高さ1・5メートル、幅2メートル、奥行き3メートル)を築いている。
メンバーたちは5月中旬、経ケ岳の山中からカシなどを切り出して搬入。
窯に原木を詰めて火入れし、1週間近く焼き上げた。
3週間後に窯を開けると、固く詰まった上質の炭が出来上がった。
県内最高峰の経ゲ岳には昭和30年代、炭焼き職人が約60人おり、炭焼き小屋が森の中に点在していたという。
ただ、林業の不振や高齢化に伴い、現在は数人にまで減少している。
fff: