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- ID:
- 同社は秋田スギなどの廃木材を55%、廃プラスチック40%を混合し顔料を加えて住宅用のデッキやフェンス、公共施設向けのベンチなどを生産している。
これまでは住宅メーカーなどへのOEM供給がほとんどだったが、受注の伸びで自社ブランドの販売でも勝算があると判断した
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- 年:
- 2010
- 月日:
- 0602
- 見出し:
- 「京指物」職人技を伝承 家具会社、資料館開設
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100531000075&genre=M2&area=K00
- 写真:
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- 記事
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京指物の伝統を受け継ぐ老舗家具会社、宮崎(京都市中京区夷川通堺町西入ル)がこのほど、社内に京指物資料館を開設した。
京指物に特化した資料館は初めて。
神坂雪佳ら明治から昭和初期にかけて京都画壇で活躍した日本画家の図案や、技術を駆使した飾り棚などを公開している。
同社は京指物師の初代が1856(安政3)年に創業。
箱火鉢に始まり、はしり(台所)製造などを手がけた。
3代目から道具としてだけではなく、工芸性を取り入れた家具製造に力を注いだ。
神坂雪佳のほか、上村松園や竹内栖鳳(せいほう)、伊藤小坡(しょうは)らに図案を依頼し、棚や姿見、蒔絵(まきえ)
の美しい広蓋(ひろぶた)などを作った。
下絵は図案集として大切に残されてきたが「今見ても古びておらず、眠らせておくのはもったいない」と、公開することに。
資料館では図案集3集のほか、それをもとに作られた当時の家具の写真なども紹介。
あわせて、棚板の一つにも優美な意匠を凝らした職人の技術を伝えようと、大正から昭和初期の袋棚な
ど家具類約20点を展示している。
また、かつて桐(きり)たんすの製造に使った道具類も示し、家具製造の歴史に触れられるほか、ガラス張りの一室で製造工程も見られるようにしている。
同資料館館長の宮崎弘夫会長(80)は「デザインを楽しんでこしらえていった家具の歴史を見てほしい。
デザインの勉強をされている方たちの参考にもなれば」と話している。
無料。
土日祝日の午前10時~午後5時。
予約すれば平日も開館する。
同資料館TEL075(222)8221
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