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ID : 2658
公開日 : 2007年 2月 5日
タイトル
県産スギで高級割りばし 金沢の業者が開発 天然の色と香り生かす
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新聞名
北國新聞
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元URL.
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070205104.htm
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元urltop:
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写真:
 
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金沢市の割りばし製造業者が県産スギの余材を使い、天然の香り、色を生かした高級割りばしの製造に乗り出した。割りばしは、安価な中国製が国内シェアの九割以上を占めるが、県産材を有効活用する一策と して白山市の製材会社と新商品を開発した。両社は「割りばし一膳は小さいが、森林整備や県産材振興に少しでも貢献したい」と意気込んでいる。
 県産材の割りばしを開発したのは、国内有数の本格的な製造工場を持つ中本製箸(金沢市湊四丁目)。一昨年から試行錯誤を重ね、白山市の製材会社「角永商店」の協力を得た。スギは木目が硬く、加工しにくいのが難 点だったが、煮沸温度や時間を工夫し、量産法を確立した。
 両社によると、製造工程で漂白剤や防カビ剤を使っておらず、地元産ならではの安全性が売りの一つ。中本製箸でこれまで用いてきた北海道やロシア産のエゾマツよりもコストは三割増となったが、需要が見込める。
 割りばしの年間使用量は国内で約二百五十億膳とされ、ほとんどが中国などからの輸入品。しかし、中国政府の森林保護政策などを背景に割りばしの価格が上昇しており、これまで割高と見られてきた国産材の割りば しが注目されている。
 中本製箸の中本実会長は「赤黒い色にはなじみがないと思うが、これが天然の証し。県産材を活用し、地元に還元していきたい」と話している。
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