ID : 2429
公開日 : 2007年 1月10日
タイトル
角材から立体的な鎖 辰野の原さん、ユニーク木彫り
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=5939
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写真:
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辰野町上辰野の会社員、原茂男さん(47)は、木の角材から立体的な鎖(くさり)を彫り出すユニークな木彫に取り組んでいる。その精巧さは地域の人たちの間で「町の匠」と評判を呼んでいる。
原さんは25歳の時、木から鎖を彫り出す技術を知り、「自分にもできそう」と挑戦したのを機に腕を磨いた。一時は仕事に追われて離れたこともあったが、3年ほど前から創作を再開した。
直径3センチほどの角材から鎖の輪一つひとつを立体的に彫り出していくが、使うのは刃渡り7ミリ程度のデザインカッター1本のみ。輪の直径が4ミリ足らずの微細なものや、鎖の中をボールが転がる精巧な作品もある。
材料は知り合いの建具屋さんからもらい受けたり、拾ったもので、「お金のまったくかからない趣味」(原さん)。黙々とひたすら彫り続ける作業は、その日の仕事を振り返る「思索の時間」でもあり、彫り出し中のヒノキの香
りをさかなに酒を飲む時間はいやしのひとときという。
そんな原さんに妻俊子さんは「食事の時間も忘れて没頭してしまって。声をかけると刃が反れて作品が壊れてしまうと思うと話しかけることもできない」と苦笑しつつ、新作を楽しみに見守っている。
作品は、原さんが勤める介護福祉サービスの仕事でも、会話や親しさを深めるきっかけになるなど顧客とのつながりを結ぶ”鎖”として一役買っているとか。
しかし「使い道がない」(原さん)のが難点。新作のデザインともどもそのアイデアを募集中だ。
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