ID : 2428
公開日 : 2007年 1月10日
タイトル
ロクス、冷暖房費4割減らす省エネ住宅
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新聞名
日経ネット九州版
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/kyushu/news/2007011000000061.html
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元urltop:
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写真:
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設計会社のロクス(熊本市、村上尊宣社長)は輻射(ふくしゃ)式の冷暖房装置を開発し、同装置を組み込んだ省エネ型住宅の販売も2月から開始する。従来の同種の装置よりもエネルギー効率を高め、通常のエ
アコンを使用する場合に比べて光熱費を約4割減らすことが可能という。同社が設計した住宅を規格化して販売、地場の工務店が施工する。
開発した冷暖房装置は輻射パネルに冷温水を流して温度を調節する輻射式。同社の装置はパネル内部の管の表面積を大きく取り、表面を特殊塗料でコーティングすることでエネルギーの放射効率を高めた。
使用時は24時間電源を入れる。部屋の熱容量を利用して熱を蓄積するため、室温が上昇すれば自動で運転時間を減らし、深夜電力を使用することで光熱費を抑える。稼働音も非常に小さいことから「書斎や病室など
での使用にも向いている」(村上社長)。価格は平均的な住宅に組み込む場合、150万―200万円程度になる見込み。
規格販売する住宅には同装置のほか、太陽熱温水器を設置する。壁は高気密、高断熱仕様で省エネ効果を高めた。工法は地場工務店でも対応できる木造在来工法を採用し、規格化による大量調達で国産木材などの
資材コストを圧縮した。
延べ床面積96平方メートルと115平方メートルの二タイプがあり、外観の色などは自由に組み合わせることが可能。20代後半から30代前半をターゲットに据え、価格は1300万円台と1600万円台に設定した。
現在は熊本の3社の工務店が加盟している。同社は、住宅建築で地元の工務店が地場木材を使用する「地産地消」を掲げており、今後は「九州、中国地方とネットワークを広げていきたい」(同)としている。
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