ID : 2378
公開日 : 2007年 1月 3日
タイトル
名木を数珠に”精“吹き込む 城陽の来迎寺 樹齢400年のカヤ枯死
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007010200064&genre=K1&area=K20
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元urltop:
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写真:
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京都府城陽市久世の来迎寺にあった樹齢約400年のカヤの大木が枯死し、このほど伐採された。市の「名木・古木」に指定され、寺のシンボルだっただけに惜しむ近隣住民も多く、近藤守住職(81)は「数珠にして
檀家すべてに配りたい」としている。
カヤは高さ14メートル、幹回り2・9メートル。江戸時代初期に寺が再建された時にはすでに幼木があったと伝えられている。遠くからも見え、かつては寺の目印だった。近所の子どもたちも実を笛にして遊んだり、いっ
て食べたりし、親しんできた。
木は3年前から葉が減り、衰えが目立ち始めた。市の補助で肥料や薬剤を投与したが、効果がなかった。このままでは倒れる恐れもあったため、昨年10月に名木・古木の認定を市に解除してもらい、12月初旬に伐採し
た。
木の周辺では、道路での排水路掘削など土木工事が約20年前から相次いでおり、「工事で根が削られたのかも。あれほどの大木が都会で生きるのは難しかったのでしょう」(近藤住職)。
寺は、伐採したカヤの幹を4、5年かけて乾燥させて数珠を削り出し、140ある檀家に配る。仏像と寺用の大きな数珠を作ることも検討しており、近藤住職は「大木には精が宿るとも言う。木の精をいつまでも残したい」
と話している。
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