ID : 2229
公開日 : 2006年 12月 6日
タイトル
石狩湾新港国際ターミナル供用開始 5万トン級にも対応 あすチップ積み第1船
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061206&j=0019&k=200612060957
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元urltop:
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写真:
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石狩湾新港西地区多目的国際ターミナル(小樽市銭函五)が五日、供用を開始した。岸壁は水深一四メートルで、五万トンクラスの大型船が入港できるようになり、札幌圏を支える重要港湾としての位置付けが
ますます高まりそうだ。オーストラリアから製紙会社向けの第一船が七日午後に入港する予定。同港管理組合は「今後の発展の大きな弾みになる」と期待している。
同港のこれまでの最大水深は一○メートル。一万五千トンクラスの船までしか入港できず、大型船に対応できる岸壁の整備が求められていた。
同港管理組合によると、新岸壁は大型貨物船が運ぶチップや木材、石炭などを想定し、国が二○○○年度から約二百二十六億円をかけて整備。後背地には、チップ状にした木材を一時保管するチップヤード(約七万平
方メートル)やチップを陸揚げするベルトコンベヤーなどを約二十一億円かけて造った。王子製紙100%子会社の王子特殊紙江別工場が使用料を払って専門ヤードとする。
同工場はこれまで、輸入チップを苫小牧港から陸送していたが、輸送コストや時間を圧縮するため、年間使用量の三十五万トン全量を石狩湾新港経由に切り替える。新港のヤードは苫小牧の約二倍の広さがあり、保管
能力も六万トンと一・二倍になる。
同工場は「冬場の積雪など心配な面はあるが、コストを半分ほどに抑えられ、メリットは大きい」と説明する。
○五年の同港の取扱貨物量(速報値)は過去最高の三百四十八万五千九百トン。○七年の貨物量はチップだけで一割以上伸びる計算だ。
同港管理組合は「大手企業の利用による宣伝効果も大きい。今後は鋼材などを扱う大型船も期待できる」と話している。
小樽開建と同管理組合は同ターミナルの供用開始を記念し、九日に石狩市内で式典を行う。
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