ID : 216
公開日 : 2006年 2月 4日
タイトル
床暖房対応のヒノキむく材 加藤木材産業が開発
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新聞名
静岡新聞
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元URL.
http://www.shizushin.com/local_central/20060203000000000036.htm
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元urltop:
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写真:
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静岡市清水区西久保の加藤木材産業は、床暖房対応のヒノキのむく床材を開発し、このほど発売した。3代目社長の加藤力也さん(46)は、丸太の仕入れから製材加工、販売まで担う中小企業ならではの技術とノ
ウハウを基に、2年余に及ぶ研究開発で製品化にこぎ着けた。
県内のみならず首都圏の大手マンション事業者からも引き合いがある。床暖房で主流の合板材に比べ割高だが、特にこだわりの住まいを求める購買層やシックハウスへの不安から自然の木材をと願う人たちに好評と
いう。静岡市の新商品開発事業補助金を活用した。
加藤社長は、大半のハウスメーカーが展示場で床暖房を取り入れる一方、住宅購入予定者が「床の風合いや素材感を大切にし、むく材志向である」ことに着目。だが、床暖房用の床材は熱源に近く、変形(そりや伸縮)の
克服が課題。
業界の定説を覆したポイントは1枚板全体の含水率を均一化させる技術だった。乾燥機メーカーと検討を重ね、独自の乾燥工程(特許出願中)を経ることで合板に劣らない安定した床材となった。
均質な原木が求められることから、現状では木曽ヒノキを導入している。だが、加藤社長は「県内産のヒノキ材など、多様な原木を活用できるよう研究を続けます」という。
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