ID : 1836
公開日 : 2006年 10月12日
タイトル
尾瀬木道材入れ替えに見る環境対策に過不足(
.
新聞名
ライブドア・ニュース
.
元URL.
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2571584/detail
.
元urltop:
.
写真:
.
尾瀬は、いま紅葉が真っ盛りで、日中なら心地よい日差しに照らされた標高1400メートルの尾瀬ヶ原がハイカーを魅了する。しかし、いったん日が陰ると、肌寒さを感ずる深秋の様相を早くも呈す。黄金色のじゅ
うたんのような尾瀬ヶ原を見たいのなら、急がなければならない。
こうした中、尾瀬ではヘリコプターによる古びた木道材料の外部搬出が行われている。尾瀬ヶ原入り口の鳩待峠では、ひっきりなしに上空を行き交うヘリの放つ騒音で、その作業の多さが誰にも明らかといったところ。新
品の木道木材をヘリで各地点に運び込んでいる。
人間が尾瀬ヶ原を行き交うのに不可欠な木道。まさに自然との共存の“架け橋”。そんな大事な交通手段なのに、約10年で新旧木材の交換が必要となるのだ。その木材をヘリがワイヤーで吊り上げ、尾瀬以外の場所で
“処理”せざるを得ないというから、尾瀬の維持管理の半端でない大変さがわかるというもの。
湿地帯の横断に敷設された木道ならヘリで尾瀬以外の場所に持ち出さざるを得ないことは容易に理解できる。だが、隣接地域する山地の木道もその使用済み木材を一つ残らず持ち出しているとは、いくら国の特別天
然記念物の宝庫とはいえ、その対応はちょっとおおげさ過ぎないだろうか。
その一見役割を終えた木材は、近くの湿地帯以外のくぼ地や山地で朽ち果てても水芭蕉やほかの貴重な植物群に影響を及ぼすとは考えられない。にもかかわらず、現状では過剰反応ともいえるくらいその処置に手間
を掛けている。【つづく】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJニュースはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。