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ID : 15797
公開日 : 2010年 4月17日
タイトル
木材市が千回迎える 紀州材ブランド化掲げ
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=188191
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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西牟婁森林組合(和歌山県田辺市鮎川)が1976年4月から定期的に開いてきた木材市が17日、千回を迎えた。上富田町生馬の田辺木材共販所で記念式典があったほか、木材市には普段の2倍近い約2千立方 メートルの木材が並んだ。
 式典には約50人が出席。近藤新治組合長(64)は「さまざまな努力を続けてきた結果、県下一の実績を誇ることができた。出荷者や買い手はもちろん、歴代の組合長や職員らの努力のたまものだと思っている」とあいさ つした。
 また、林業を取り巻く環境は厳しいとしながら「優良な紀州材のブランド化」や「地産地消による需要拡大」を挙げ、「顔が見える、ぬくもりのある文化の復活こそ、われわれが生き残る道だと考えている」と話した。
 その後開かれた木材市では、西牟婁郡内や奈良、三重県から来たスギ、ヒノキが競りに掛けられた。業者は木材の状態を見極め、共販所の岡本彰文所長(57)ら「競り子」のテンポの良い掛け声に合わせ次々に落札して いた。
 同森林組合の木材市は、現在の田辺市上の山にあった共販所で始まった。月1回のペースだったが、出荷量と参加業者の増加に伴い、76年10月からは月2回に変更。89年度以降は月3回開いている。
 高まる需要もあって、当初は比較的順調に売り上げが伸びた。84年1月からは、新設した現在の共販所で市場をスタートした。最も売上高が多かったのは89年度で、21億9671万円あった。
 その後は2001年度まで売上高が10億円を超え続けていたが、世界不況の影響などで徐々に低下。09年度は4億4018万円で、3年連続で前年度を下回った。
 組合によると、現在の組合員は1475人。木材市の登録業者は168社で、田辺西牟婁地方のほか奈良、三重県の業者もいる。毎回45~60の業者が参加するという。これまでの総売り上げは約413億円で、取扱量は1 33万立方メートルに上る。
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