ID　：　15643

公開日　：　2010年 4月　7日

タイトル

県が開発　木製ガードレール　実用化へ最終段階

新聞名

東京新聞

元URL.

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100407/CK2010040702000135.html

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　県は、県産木材の有効活用や景観に配慮した道路施設の整備を目的に「木製ガードレール」の開発を進めている。衝突実験で強度の改良を重ねた結果、１０日に実施する３回目の実験が成功すれば、実用化 に向けた最終試験に臨める段階にまでこぎつけた。県は「今秋をめどに県内の道路に導入したい」と意気込んでいる。　（中根政人） 　木製ガードレールの開発は、県中之条土木事務所の提案に基づいて二〇〇八年度からスタート。試作品は昨年一月と三月に大型トラックを使った衝突実験を実施し、接合部の強度や衝撃吸収力などの向上を図った。
　十日に前橋市の群馬産業技術センターで行う予定の三回目の試験で強度が「問題なし」と判断された場合は、国土交通省の認可を受けるための最終試験を専門機関に依頼する。
　開発中のガードレールの素材には、県産のスギを使用。木のぬくもりや優しさを感じさせるデザインによって、鉄製の白いガードレールとの差別化を図っている。
　県は「木製ガードレールの導入例は全国的に少ない。自然環境と調和し、ドライバーにも安心感を与える新たな道路施設として普及を図りたい」と期待を込める。

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