ID : 15543
公開日 : 2010年 3月31日
タイトル
WakayamaEconomy:和歌山市 木材加工業「宮本工業」/和歌山
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100330ddlk30020572000c.html
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元urltop:
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写真:
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◇プレカット加工、全国初の全自動
木造住宅の柱やはりに使う木材をすべて機械で加工する「プレカット加工」の工場を、85年に千葉に日本で初めて設立。その後新設した和歌山、仙台を含めた国内3工場で、全国各地から仕入れたベイマツやヒノキな
どの木材をプレカットし住宅メーカーなどに販売する。
プレカット加工は現在、住宅業界で80%を超すシェアを誇る。住宅設計図を元にコンピューターに入力した情報通りに、工場の全自動加工機で切る。従来は現場で大工が木材を切って組み立てていたが、事前に切っ
て現場に搬入することで工期が短縮される。大工の手作業によるバラツキもなくなるなどのメリットから、コンピューター会社や機械メーカーと共同開発し、85年に生産を始めた。
45年に父の故光楠さんが和歌山市で製材所として創業。75年、次男の宮本次朗社長(63)が28歳で後継した。先代からの「執念を持った経営」を守りながら、チャレンジ精神、パイオニア精神で新事業に着手。85年
に千葉に日本初の全自動プレカット工場を建設、88年に和歌山、90年に仙台にも設けた。
しかし、全自動プレカット機の完成は一筋縄にはいかず、受注を受けた第1号の邸宅は、わずかな狂いで組み立てられなかったという。みぞれが降る2月の寒い日に、現場の大工からひどく怒られたのを、宮本社長は鮮
明に覚えている。
「社員とともに、社員の家族の命も預かっている」という信念を持つ宮本社長は、93年新築の本社に「家族館」を併設。社員の結婚披露宴やパーティーなどに使っている。「社員や家族から感謝される社長でありたい」。
宮本社長の永年勤続をたたえ、全社員から贈られた表彰状も、社屋内に掲げられている。
リーマンショックによる景気の冷え込みで住宅着工数が落ち込んだ中、同社は売り上げを10%伸ばした。宮本社長は「今受注があっても、明日どうなるかは分からない。近い将来に社長を引き継ぐ前に、社内のコミュ
ニケーションを活発にして組織をさらに強化させていきたい」と今後の課題を話す。
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