ID　：　15302

公開日　：　2010年 3月11日

タイトル

東スリーエス、木材コート剤の販路開拓　建材・楽器メーカーにも

新聞名

日本経済新聞

元URL.

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100310cfb1001510.html

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写真:

　

　住環境の調査分析を手がける東スリーエス（仙台市、佐藤喜政社長）は木材から出る有害物質を大幅に抑制するコート剤の販路を拡大する。従来は文化施設が中心だったが、４月から住宅や木材販売のホー ム建材店（仙台市、木村良男社長）が採用。建材大手のほか、大手楽器メーカーにも売り込む。需要を開拓し、販売額を現在の約５倍の25億円に引き上げる。 　コート剤は大林組子会社の建材メーカー、内外テクノス（東京・新宿）と共同開発した。木材からは頭痛やアレルギーを引き起こすシックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物などが発生する。コート剤を床や家具 などに塗布すれば化学物質の放出を最大10分の１に抑制できる効果があるという。 　従来の納入先は、文化財の変色や劣化の防止を狙った根津美術館（東京・港）や東京国立博物館（同・台東）など文化施設が多かった。ピアノなど楽器メーカーにも営業対象を拡大したほか、木材に安全性の付加価値を 付けて販売できる利点を強調し、大手建材メーカーに販路を開拓する。

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