ID : 15055
公開日 : 2010年 2月18日
タイトル
平城京跡にタイムカプセル…思い 木簡で1300年先へ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://osaka.yomiuri.co.jp/nara/news/20100217-OYO8T00496.htm?from=ichioshi
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元urltop:
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写真:
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奈良時代の木簡のように様々な人たちの思いを形に残そうと、奈良市の市民グループが、平城遷都1300年祭に合わせ、メーン会場の平城宮跡近くに「平成木簡」をタイムカプセルとして埋める計画を進めて
いる。4月23日から11月7日まで観光客や市民にメッセージを和紙に書いてもらい、木製の容器に納める。1300年先の未来へ伝える壮大な試みになる。
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計画について話し合う(左から)細田さん、金野さん、森さん(奈良市内で)
2年前に設立された「平成木簡の会」(金野秀一会長)が、「1300年祭に大勢の人が参加し、歴史を実感できる取り組みに」と企画。会員で空間プランナーの細田茂さん(67)が、長屋王邸跡などで出土した、割った板
に紙の文書をはさんだ「封緘
ふうかん
木簡」を参考に、平成木簡を考案した。
和紙にメッセージを書いて棒に巻き、中心に穴が開いた直方体の平成木簡(一辺約2センチ、長さ約7センチ)に納める。平城京に見立てた碁盤の目状の容器に1万本ずつをまとめて入れ、朱雀門南側にある緑地の地
下約1・5メートルに埋納する。国営公園化が決まっている場所のため、建物建設の際は掘り出すことになるが、改めて基礎部分などに埋め戻してもらうことを考えている。
メッセージは、会員で市内の製墨会社社長の森克容さん(50)が正倉院宝物を模して作った舟形の墨をすって、筆で書いてもらう。森さんは「子どもたちが墨と筆に親しむきっかけにもなれば」と期待を込める。
参加費は500円程度を予定しており、平城宮跡を訪れた観光客らに参加を呼びかけていく。同会が昨年、市内の小学校や公民館などで開いたイベントで、県外に発送した招待はがきを持参した人は無料とする。
金野さん(62)は「1300年前の奈良時代の人々の『生の声』を木簡から感じ取れるように、平成木簡も平城京に生き続けて、たくさんの思いを1300年後にまで伝えたい」と話している。
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