ID : 15019
公開日 : 2010年 2月13日
タイトル
上町屋台の木製車輪 133年ぶりに新調 小鹿野春祭りに向け 秩父
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100214/CK2010021402000083.html
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元urltop:
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写真:
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小鹿野町で四月に開く「小鹿野春祭り」に登場する四基の笠鉾(かさほこ)で、上町屋台の木製車輪を新調する総仕上げ作業として、鉄製リングをはめ込む「焼き嵌(ば)め」が十三日、秩父市の荒木社寺設計作
業所で行われた。
上町屋台は江戸末期に作られたといい、前後の長さ約六メートル、正面幅約二・五メートル、高さ約六メートル。車輪は、一八七七年に修理されたという記録がある。長年、重い屋台を支えてきただけに摩耗が激しく、百
三十三年ぶりに新調しようと、上町屋台保存会(冨田茂市郎会長)が県や町の補助を受け千四百五十万円で発注した。
樹齢約六百年の秩父産ケヤキ材を使い、荒木社寺設計が直径百五十センチ、厚さ二五・五センチの車輪に加工。この日は、車輪を補強する鉄製リング(直径百二十センチ、幅六センチ、厚さ一・六センチ)をはめ込ん
だ。
作業はリングを製作した鉄工業小笹只一さん(67)が中心となって実施。大きな鉄製容器でコークスを燃やし、鉄のリングを約九百度に熱した。小笹さんの合図で、作業員三人がリングを「やっとこ」で持ち、横にした車
輪にはめ込み、すかさず水槽に入れて急速に冷やした。
真っ赤に焼けたリングが車輪にはまると、木が焼け焦げ煙が上がった。鉄製リングは八つ作られ、車輪外周の両側にはめ込んだ。上町屋台の関係者は「生きている間にはもう見られない作業」と興味深そうにながめてい
た。
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