ID : 14867
公開日 : 2010年 2月 3日
タイトル
県ビジネスプラングランプリ 最優秀に木構造システム 「拡張樹脂アンカー工法」評価
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/150198
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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複数の木材(構造材)をつなぐ技術で特許を取得している日田市東有田の「木構造システム」(矢原勇社長)が1日、県が主催する「第7回大分県ビジネスプラングランプリ」で最優秀賞を受賞した。体育館など
大規模な木造建築に用いられる同社の「拡張樹脂アンカー工法」が、コスト削減効果や事業の将来性の面で評価された。
同グランプリは、ベンチャー企業の創出や県内産業の活性化を目的に開催。今年は46点(県内42点)のビジネスプランの応募があり、書類審査やプレゼンテーション(企画発表)による選考で、最優秀賞に選ばれた。
木構造システムは、建築士の矢原社長が、新しい木造建築技術を広めることで、少しでも林業の低調に歯止めをかけようと、2002年に設立。現在はウッドコンビナート(日田木材加工団地)に移転している。
同社が開発した拡張樹脂アンカー工法は、木と木をつなぐ際、構造材の芯に特殊なドリルで穴を開け、穴に金属のボルトをはめることで接合、高強度の樹脂で固定する工法。木をつなぐのは、木材の外側に鉄板や留
め金を使うことが多いが、同工法なら、低コストで強度が数段増す上、見た目で木材の温かみを損なわない。無垢(むく)材にも適しており、環境に良いという。
これまで、同工法が用いられたのは、学校の体育館や大型の木造施設など約50棟。日田市内では、三隈中学校や日田高校で施工されている。今後は、工務店にドリルを貸し出し、フランチャイズ展開で技術を広める
計画も進めている。
矢原社長(57)は「事業の根本には衰退する林業への危機感がある。国産材を使った建造物を普及させることが、森林保全の担い手を育成することにつながると思う」と話している。
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