ID : 14796
公開日 : 2010年 1月27日
タイトル
組子細工に新風 丸い模様で「七宝紋」表現
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20100128-OYT8T00043.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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七尾市田鶴浜町の建具製造会社代表の一花(いっか)俊一さん(73)らが、円を主体とした家紋を組子細工で表現することに成功した。三角形を組み合わせて模様を作り上げる組子細工では、丸い模様を作るの
は珍しく、一花さんらは、これまでにない模様を組み込み、建具の新たな需要を喚起したいと考えている。
障子や欄間などの建具の飾りとして使われる組子細工は、細く割った木材を、クギなどを使わずに組み合わせ、様々な模様を作り上げる技法だ。一花さんらは、細く割った木材を、半円と直線が交互に続く波形に削って
2枚1組にして組み上げ、円のカーブで作られた七宝紋を表現した。この細工を飾りに使い、4曲1双の屏風(びょうぶ)に仕上げ、田鶴浜建具センター(七尾市田鶴浜町)に展示している。
円を主体とした模様は、これまで木の板を削って表現されてきた。一花さんは、この模様を、木材を加工してから組み合わせることで組子細工でも作れないかと考え、社内や近所の建具職人に声をかけ、完成させた。
模様を作り上げるには、「木材の選定」「木材の加工」「組み合わせ」の3つの違った技能を持つ職人の技が必要で、「20分の1ミリの違いでも模様はゆがんでしまう」(一花さん)という。
350年の歴史がある田鶴浜建具だが、生活の洋風化で逆風の中にある。一花さんは「『ちょっとした工夫でこんなことができるんだ』と、この模様を見た若い職人たちがアイデアをふくらませて新商品を生み出し、業界
を活性化してくれれば」と期待している。
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