ID : 1570
公開日 : 2006年 8月29日
タイトル
地元間伐材で家具作り 野洲・元大工の男性 公共施設用も
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006083100060&genre=K1&area=S10
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元urltop:
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写真:
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滋賀県野洲市の元大工の男性が5年前から、地元の里山の間伐材を使って家具や室内装飾品などを作っている。今春には同市からの依頼で、全自治会に置く公文書受けを作ったほか、現在は、秋にオープン予
定の公共施設の家具などを製作中だ。「地元の木材で愛着を持ってもらえるものを作りたい」と意気込んでいる。
同市小堤の田中勝己さん(64)。市内で大工を30年間していたが、45歳の時に腰を痛め、団体の事務職に移った。5年前に定年を迎え、「腰の負担にならない木工品づくり」を考えた。地元の森林組合の役員を務めて
いることから、近くの里山の間伐材の活用を思い付き、自宅作業場で家具作りを始めた。
「地産地消」の製品作りとあって、3年前からは市の依頼も受けるようになった。公共施設の案内板をはじめ、里山の広場のテーブル、市役所の窓口のいすなどを製作した。一昨年には市合併記念式典の記念品のお盆
約300個を、今年3月には市内の全自治会長宅に置く公文書受け50個を作った。
素材はすべて小堤地区内の間伐材のヒノキ。田中さんは、地元の木材の色や雰囲気を生かした製品作りを心掛けているという。「使う人に喜んでもらうのが生きがい。地元の木材で作っており、市民に大切にしてもらえ
れば」と話している。
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