ID : 3496
公開日 : 2007年 4月12日
タイトル
木質資源開発機構が開発した丸太コンロを受託製作
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=122961
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元urltop:
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写真:
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紀南地方で、被災した場合を想定したアイデア商品が開発されたり、販売されたりしている。東南海・南海地震の発生が心配される中、関係者は「備えあれば憂いなし」と商品の実用性をアピールしている。
田辺市あけぼの、水処理業「イチエイ産業」(遠藤悦雄代表)が開発したのは、浄化槽と便器を直接つなぐ浄化槽のふた。汚物を通す筒をふたの差し込み口に付け、介護用便器などを載せれば使用できる。
きっかけは、2004年の中越地震(新潟県)だった。断水などで水洗トイレが使えなくなり、汚物の処理が重大な問題になったことを知り開発を思い立った。
特許出願中で、商品化を目指しているという。遠藤代表は「トイレの備えがあるだけでずいぶん違う。メーカーと協力して製品化にこぎつけたい」と話している。
田辺市の龍神森林組合では、NPO法人・木質資源開発機構(和歌山市)が開発した丸太コンロを04年から受託製作している。高さ40センチ、直径30センチの丸太材。中心部にさいの目に切り込みが入っており、直接火
をつけてブロックなどの上に置いて使用する。これまで県内の防災イベントで100回以上実演し、実用性をPRしている。
個人向けに販売しているほか、県などに災害用の備蓄品として提案している。同NPO法人の今西武事務局長は「実際の災害時にガスコンロは役に立たない。暖房や明かりとして利用できる」と話している。
災害から守りたいものの一つに、先祖から受け継いだ墓石がある。白浜町の墓石販売店「中田仏香堂」(中田勝透代表)は、地震の際に墓石を倒れにくくするクッション材を販売している。
墓石と墓石の間に挟むゲル状のクッションで揺れの衝撃を分散させる。愛知県の石材業者が開発したものを同社が特約店として扱っており、1月から3月末までで新設や既存の墓計10基に施工した。
地震対策を考え始めたのは昨年5月。展示会で客から「お墓にも地震対策をしたい」と相談された。以来、自社で地震に強い墓を探し、この商品を見つけたという。担当者は「墓は長い年月守っていくもの。要望に応えら
れる商品だと思う」と話している。
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