ID : 14294
公開日 : 2009年 12月 3日
タイトル
この道へ/日本伝統工芸展岡山展
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000000912040002
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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この道へ/木に囲まれ気がつけば
県北は木材が豊富なことから木材業が発達し、各家庭でも木工が盛んだった。今回紹介する2人は、県北に生まれ育ち、木工と身近に接する中で、気がつけば木材を手に取っていたという。
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■木工・政近昭二さん(62)
長方体の「楠造短冊箱(くす・つくり・たん・ざく・はこ)」で初出品・初入選した政近(まさ・ちか)昭二さん(62)=久米南町神目中=は、勤めていた電気工事会社の営業で津山市や吉備中央町を回る中で、木工を趣味にす
る高齢者に何人も出会った。ごく自然に木工を楽しむ姿に「自分もやってみたい」と思い、10年ほど前、見よう見まねで始めた。
いざ始めると、凝り性が頭をもたげた。木を回転させながら削るためのろくろを鉄工所の知人に教わって手作りし、挽物(ひき・もの)をはじめ、烏城彫(う・じょう・ぼり)にも挑戦した。本腰を入れるため、会社を55歳で早
期退職し、津山市の職業訓練校の木工科へ1年間通った。「カンナの使い方や漆の塗り方などの基本を学べ、自分に足りなかった部分を補えた」
自宅の納屋を改造した工房内は、乾燥を待つ作品がずらり。退職後も自宅の畑の世話に加え、冬場は猟にも忙しいが、それ以外の時間は工房にこもり、次々と制作に挑む。木製テーブルの天板に使う板を材料にしたこ
ともある。
だが、仕上がりが気に入らず、傍らのストーブに薪(まき)としてくべられたものも数限りない。「形ができても漆を塗った後で、『あーあ』と残念に思うことも多い。経験がないから場数を踏むしかない。手で覚えないとだ
めだね」
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