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ID : 14174
公開日 : 2009年 11月27日
タイトル
杉材硬質加工に挑戦 消費拡大へ新技術期待 日光の八木沢製材所
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20091128/241434
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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県産杉材の消費拡大を図ろうと、日光市瀬尾の「八木沢製材所」(八木沢享一社長)は、軟らかい杉材を圧縮して硬質加工する新技術の開発に取り組んでいる。新年度の商品化を目指しており、床材やインテリア などへの用途拡大が期待される。6日には専門家派遣などの支援が受けられる経営革新計画として県の承認を受けた。日光商工会議所も「建設業が低迷する中、期待したい」と注目している。(江田和宏)  杉材は軟らかくて加工しやすく、温かみが出る長所がある。だがその軟らかさは、傷つきやすい床材などには向かない。このため外材や合板などが主流の分野に県産杉材を導入しようと、2年ほど前から硬質加工技術 を研究してきた。
 メーカーなどと共同開発した木材硬質加工装置を先月導入。特許申請中で、長さ約8メートルの真空圧力釜に木材を入れ120度、20気圧程度の高温高圧で圧縮する。
 圧縮すると容積は4割程度減り、年輪が細かくなる上、色も濃くなる。表面には凹凸ができ、削って板材にするが、デザイン性を生かして、凹凸があるまま店舗の内装に使いたい、との問い合わせもあるという。
 同社は今後、強度などのデータを調査するほか、木によって異なる圧縮状態を、温度や加圧タイミングなどを研究しながら、均一化したい考えだ。
 八木沢社長は「硬くなれば床材にしても傷つきにくい。圧縮で木目も美しくなる。県内は身近なところに杉材の蓄積が豊富で、その用途を広めたい」と話している。
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