ID : 14079
公開日 : 2009年 11月19日
タイトル
山県有朋らにゆかりの木造建築 椿山荘 修復し料亭などに
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20091120/CK2009112002000057.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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山県有朋や藤山雷太、五島慶太といった近代史を彩る人物ゆかりの古い木造建築三棟を、料亭などによみがえらせる修復工事が、椿山荘(文京区関口)で完工した。外国人観光客にも人気だという。
このうち「五慶庵」は、京都・二条城前にあった三井邸から移された。老朽し物置などに使われていたが、今月から懐石料理のお座敷に変身。二階からは神田川が見下ろせる。土塀も新たに作られ、京都に里帰りしたよ
う。名前は東急の総帥五島慶太にちなむ。
茶室「中庵」は、実業家藤山雷太が所有していた明治時代の茶室を戦後移築した。洋風に改装されていたのを純和風にもどし、茶会が可能になった。
「残草」は、古い部材を集めて造った和風建築。椿山荘の持ち主だった山県有朋の書が掲げられる。内部は洋風で、明治のハイカラな雰囲気が漂う。
修復は、耐震性を高めるのが大きな目的。外見はそのまま。ツーバイフォー工法のような考え方で、見えないところに支えになる部材を入れた。担当した竹中工務店の木林長仁さんは「開口部が広いため苦心した。今
は手に入らない質の高い木材を使っており、金具やガラスも含め、できる限り元の部材を生かした」と話している。
椿山荘では、さらにもう一棟の修復を行い、文化遺産の保全と活用を図る。
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