ID : 13598
公開日 : 2009年 10月16日
タイトル
コスト削減木材資源活用 川の樹木除き 流れ良く
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20091016-OYT8T01158.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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国交省、作業希望者募る
河川敷や中州にヤナギなどが繁茂する高梁川(倉敷市と総社市の市境付近で、国交省岡山河川事務所提供)
国土交通省岡山河川事務所(岡山市北区)は、1級河川の吉井川、高梁川、旭川で、河川敷や中州に茂り、水の流れを悪くする樹木を除去する作業の希望者を公募している。伐採した木は無料で持ち帰って利用でき、河
川管理のコスト削減と、木材資源の有効活用の“一石二鳥”を狙った試み。公募は11月13日までで、同事務所は「身近な川に関心を持つ機会に。伐採木を薪(まき)ストーブなどの燃料や、キノコ栽培などに使ってみては」
と呼びかけている。(尾崎晃之)
3河川の河川敷などにはヤナギやニワウルシなどが茂り、台風などによる増水時には、水の流れを阻んだり、流木となって下流の橋に引っ掛かって水をせき止めたりと、治水面で問題になっている。特に9割以上を占
めるヤナギの繁殖力が強く、5、6年で約2メートルまで伸びるという。
同事務所は計画的に伐採を進めているが、「予算が厳しくなる中、十分に対応できていない状況」という。2008年度は人件費などで約1億5000万円を費やしている。
同省の地方事務所のなかで、全国に先駆けて05年度に伐採の公募を始めた長野市の同省千曲川河川事務所では、同川水系の河川敷などで導入したところ、コストが約3分の1にまで抑えられたという。08年度は約4
00平方メートルの63区画で受け付け、209件の応募が殺到。これを参考に、岡山河川事務所でも導入を決めた。
今回の公募単位は30~50本程度が生える約400平方メートルの区画で、安全に立ち入れる約80区画を選定。約1500万円のコスト削減を見込む。県内の個人や法人などの単位で応募できる。安全管理上の注意を
確認する申請書を提出した上で、12月14日~来年1月末に、チェーンソーなどの道具を持参の上で伐採してもらう。
同事務所の長畑利彦・管理第1課長は「今回の方法がうまくいけば対象エリアを広げたい」と話している。申し込み、問い合わせは、国土交通省岡山河川事務所管理第1課(086・223・5194)。
◇
伐採を公募する区画は次の通り。
【吉井川】赤磐市千躰の左岸20区画【高梁川】倉敷市真備町川辺の右岸と、総社市清音古地の左岸の計20区画▽総社市真壁の左岸から中州にかけての20区画【旭川】岡山市北区玉柏の左岸20区画▽同市中区中島
の旭川支流・百間川の左岸1区画。
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