ID　：　13584

公開日　：　2009年 10月16日

タイトル

石見地方の資源組み合わせ新商品

新聞名

山陰中央新報

元URL.

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=515649004

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島根県西部の経済団体や業者が一体となり、伝統の石見焼、石州和紙、木材などを組み合わせた生活用品の開発に取り組んでいる。既についたてやイスなどの試作品が出来上がっており、年末に東京である 展示会に出品する予定。長引く不況で疲弊する地域経済にあって、「石見」の地域資源を前面にＰＲし、都会地に販路を広げる。
　生活用品の開発は、島根県商工会連合会、江津商工会議所、石央商工会、美濃商工会、津和野商工会の石見を中心にした５経済団体の事業が、国の「地域資源∞全国展開プロジェクト」に本年度採択されたことを受け て展開している。
　益田、浜田、江津の３市と津和野町にある石見焼の窯元、木材関連業者など９業者も協力。石見部にある技術や原材料をコラボレーションさせることで商品の付加価値を高め、地域のイメージアップも目指す。
　試作品の制作に取り組んでおり、県産のスギと石州和紙でつくったついたて、石見焼と木材を組み合わせたイスなど約３０種類が完成。
　工芸品を好むとされる都市部のシニア世代への販売を想定し、落ち着いた色合いが使われ、今後種類を増やして、１２月上旬に東京ビッグサイトで開かれる展示会に並べ、バイヤーにアピールする計画だ。
　採択された事業期間は１年間だが、関係者は終了後も、販売体制などを詰め、販路を開拓していく方針。
　同県商工会連合会石見支所の山川俊二経営支援課長は「魅力的な商品をつくり出すことで、石見地方の情報発信をしていきたい」と話し、石見発の全国展開に意欲をみせた。

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