ID　：　13444

公開日　：　2009年 10月　1日

タイトル

なめらかな木彫の魅力紹介　井原・田中美術館で石松豊秋展

新聞名

山陽新聞

元URL.

http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2009100211500328/

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　井原市の第２４回平櫛田中賞を受賞した木彫家石松豊秋氏（６６）＝埼玉県所沢市＝の受賞記念展「石松豊秋展―夜想曲」（井原市立田中美術館主催、山陽新聞社共催）が２日、同市井原町の同美術館で開幕し た。
　美術館前で午前１０時から開会式があり、石松氏が「作品は私自身の分身。私の歴史、生きざまを皆さんに鑑賞していただきたい」とあいさつ。滝本豊文市長、石松氏らがテープカットした。
　会場には、躍動するウサギをモチーフにした「月と兎（うさぎ）」などなめらかな曲線を生かした木彫約３０点を展示。入館者は、人物や動物の木彫に金箔（きんぱく）や彩色を施した作品を興味深そうに鑑賞している。
　会期は１１月１５日まで。月曜休館だが１０月１２日は開館、１３日休館。２４日午後３時、２５日午前１０時半からは石松氏による作品解説が行われる。入館料は一般７００円、６５歳以上３５０円、高校生以下無料。
　石松氏は北九州市出身で、東京芸術大大学院修了。１９７４、７７年に新制作展新作家賞を受賞した。
　同賞は井原市出身の近代彫刻界の巨匠・平櫛田中（１８７２?１９７９年）の１００歳を記念し市が創設。２年に１度授与している。

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