ID : 13349
公開日 : 2009年 9月25日
タイトル
黒沢治助商店(二戸市)が登録へ 国の有形文化財
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090926_1
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元urltop:
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写真:
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文化審議会(西原鈴子会長)は25日、二戸市福岡の黒沢治助商店の店舗など8件=黒沢勇治さん(78)所有=を、国の登録有形文化財に登録するよう川端達夫文部科学相に答申した。大正から昭和にかけて木
材商として栄えた黒沢家ならではの、銘木を多用した歴史ある建築物が一体となって保存されていることが評価された。10月下旬にも登録される見込みで、県内の登録有形文化財(建造物)は合計80件となる。
国の登録有形文化財になるのは木造2階建ての店舗(面積約100平方メートル)、木造平屋の主屋(同331平方メートル)、土蔵造り2階建ての一番蔵および二番蔵(同175平方メートル)、れんが造りの防火塀(高さ3~
4メートル)など8件。多くは大正時代に建造され、一部改修を施している。
県道に面した奥行き約100メートルの細長い敷地(約3060平方メートル)の手前側に町家形式の店舗と洋風意匠の倉庫が対照的に並び、その後方にしっくい仕上げで力強い外観の主屋や蔵などが立つ。
店舗の梁(はり)は高さ84センチ、幅20センチ、長さ8メートルほどもある赤松。そのほか黒柿やケヤキを多用し、木材へのこだわりが見える。敷地の周りに石塀や防火塀を巡らし、鉄の開口扉を設置するなど、防火意
識の高さもうかがえる。
調査に携わった小笠原好男1級建築士は「木材商という性格から貴重な銘木を利用しており、大正期に建築した建物がまとまって保存状態を保っている」と評価する。
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