ID : 12920
公開日 : 2009年
タイトル
平安時代の神殿部材出土=欄干など15点、発掘調査で初-滋賀
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新聞名
時事通信
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元URL.
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009082000655
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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滋賀県文化財保護協会は20日、同県西浅井町の塩津港遺跡で、平安時代後期(11世紀後半から12世紀末)の神殿の部材を発見したと発表した。発掘調査で当時のまま神殿部材が出土した例は初。同時期の神
殿は世界遺産の宇治上神社本殿(京都府宇治市)が現存するが、後に手が加えられた可能性があり、今回の発見は平安後期の神社施設を知る手掛かりとして貴重な史料という。
同協会によると、見つかった神殿部材は、木製の欄干のほか、屋根の破風に取り付ける装飾の「懸魚(げぎょ)」など約15点。欄干は長さ84センチ、組み立てた状態の高さは推定10センチ程度で、小型なのが特徴だ。
懸魚は高さ13.5センチ、幅12.4センチ。五角形の木製板で通常より小さい。
塩津港遺跡では神社遺構に関連し、地面に直接穴を掘って柱を建てる「掘立柱建物」の穴や、屋根瓦などが見つかっているほか、神への誓約文である「起請文」が書かれた木簡55本も出土している。今回見つかった
部材は小さいことから、本殿とは別に設置された「ほこら」か「みこし」などに使われたとみられる。
昨年には、12世紀に作られた木製の神像5体が出土しており、今回見つかった神殿部材と関連する可能性もあるという。(2009/08/20-17:19)
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