ID : 12597
公開日 : 2009年 7月18日
タイトル
NPO法人・日本伝統建築技術保存会、選定保存技術保存団体に
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090718ddlk25040458000c.html
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元urltop:
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写真:
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◇技術伝承活動を評価
文化財修理などを手がける全国の大工らでつくる特定非営利活動法人(NPO)「日本伝統建築技術保存会」が、17日の国の文化審議会で、「選定保存技術保存団体」に認定するよう文部科学省に答申された。会の事務
局を置く彦根市の西澤工務店の社長で宮大工、西澤政男さん(65)=同会会長=は「技術伝承活動が評価された。今後はさらに高い責務が課せられる」と、喜びながらも気持ちを引き締めている。【松井圀夫】
同保存会は国宝や国の重要文化財の修理を手がける大工や工務店経営者が日本古来の「建造物木工」技術の継承と伝承者育成を目的に00年に設立。04年にNPO法人化した。75人の正会員を中心に趣旨に賛同す
る賛助、特別会員らを合わせると総会員439人。
任意団体として発足以来、文化財建造物修理の理念や知識、基本的な木工技能の習得を目指して、技能者養成研修や講演会、研究会を開き、技術伝承者の育成に尽力してきた。独自の技術認定制度も設け、これまで
に144人が初級、97人が中級の認定を受けた。定期的に発行する会報などを通じた建造物木工技術の普及啓発活動も評価されたという。
同保存会によると、近年の不況もあって、受注が減った大手ゼネコンなどが文化財建造物の修理工事にも参入しており、より高い建造物木工技術が求められるという。西澤会長は「文化財建造物の修理は新築より高い
技術が求められる。今後は、技術の伝承と、さらに磨き抜かれた技術を発展させる責務を負うことになる。上級技術者の養成にも取り組みたい」と話す。
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