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ID : 12582
公開日 : 2009年 7月20日
タイトル
木材は火に強い?
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新聞名
ブログ
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元URL.
http://blog.livedoor.jp/fujishima_ie/archives/65247828.html
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元urltop:
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写真:
 
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木材は燃えて、二酸化炭素と水になります。しかし燃えるからといって、弱いというわけではりません。
 まずここでは、木が燃える行程を考えてみましょう。木に水分があるうちは、熱しても100℃以上になりません。水分が蒸発して無くなったときに、温度が上がって100℃を超え、さらに温度が上界して260℃に達したと き、分解してガスが発生し、口火を近づけると、火がつきます。この温度を火災危険温度といいます。ただしこれは、木材そのものが燃えるのではなく、木材から出ている可燃性の分解ガスに火がつくのです。台所火災で 、天ぷら油が燃えるのではなく、分解ガスに火がつくのと同じことです。含水率が高いと水分をとばすのに時間がかかるので、危険温度に達するまでに時問がかかります。異常乾燥注意報は木材の含水率からきているの は、このためです。
 この段階では、口火を近づけなければ火はつきませんが、さらに温度が上がって約450℃で自然発火して、約500℃で灰になってしまいます。
 木材は空気をいっぱい含んでいるので、熱を中に伝えにくく、しかも酸素が供給される表面からゆっくり燃えていきますから、急に強度が落ちることはありません。熱により木材の断面が炭になって失われていく速度は、 1分間で約0.7mmですから、30分で失われるのは約21mm。25mmあれば燃え抜けるまでの時間を稼げますから、火災が起きても逃げることができます。天井に厚い板を使えば、火の拡大を遅くすることができますし、断 面の大きな木材を壁に使う板倉も同様の効果があります。これは、木材は燃えるということを前提に、できるだけ太く厚く使う知恵です。
 ところが、アルミはある温度になると溶けるので、急激に強度が落ちてしまいます。鉄は高温になると軟らかくなってしまうので、熱が伝わらないように披覆して、火災時の安全性を確保しているのです。
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