ID　：　12506

公開日　：　2009年 7月13日

タイトル

「解決まで面倒見る」　安心して人生を送れる住環境を

新聞名

大阪日日新聞

元URL.

http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/npo/090712/20090712021.html

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解決まで面倒見る」　安心して人生を送れる住環境を リフォームマイスター制度の勉強会 　２００２年に認証を取得。建築士を中心に工務店、弁護士、税理士など各分野の専門家で構成され、住宅のトラブルやメンテナンスなど住まいに関する問題を相談から解決に導いている。
　「問題が起こった時にすぐに相談できる場所を持っている人は少ない。住宅の日本自動車連盟（ＪＡＦ）のようなものを作りたかった」と佐藤善秀理事長。当初は賛同者が少なかったが、大阪府の「住まいの評価・管理アド バイザー制度」の認定団体に指定され、需要が広がった。
　相談を受けた後、必要に応じて現地相談、修繕に取り掛かる。電話相談は20分までは無料だが、それ以降は30分ごとに５千円となり、現地相談も有料。中には、費用が発生することに抵抗する相談者もいるが、「解決ま で面倒を見る」のがモットー。専門家集団の使命感と責任感があるからこそ、中途半端な仕事にはしたくない。実際に、悪質な業者とのトラブルを未然に防いだ事例が多く報告されている。
　そのほか、「大阪府リフォームマイスター制度」にも協力。同ＮＰＯが厳正に審査した業者を府に申請し、ユーザーに紹介している。また、大阪市とのタイアップで耐震補強のセミナーも開いている。
　今年６月４日から「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行された。劣化対策、耐震性など国土交通省が定める基準をクリアした住宅が長期優良住宅と認定され、税制面で優遇されることになった。国が認定 するのは新築住宅だが、佐藤理事長は既存の住宅でも家の設計図とともに柱や製材をチェックした“住宅のカルテ”を作り、家を管理することに意欲を燃やす。そうすることで、リフォームや転売の時にトラブルなくスム ーズに進むからだ。
　「家は買うものではなく、作るもの。優良な会社はたくさんあるので、そのような人たちを結びつける橋渡しになりたい」と佐藤理事長。私たちの生活をつかさどる「衣食住」。安心して人生を送れる住環境の整備に情熱 を注いでいる。

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