ID : 1353
公開日 : 2006年 7月17日
タイトル
パルウ州有森林 国内第二位の保護面積
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新聞名
サンパウロ新聞
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=11737
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元urltop:
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写真:
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熱帯雨林乱伐が世界各国から批判されているアマゾニア地帯だが、アマゾン河の北部パラー州に三万六〇〇〇km平方の州有保護林が制定される。ベルギーの国土面積に匹敵するこの保護林は鉱物資源や
木材伐り出しが厳禁。まだ一%が荒らされているのみで、州政府が「パルウ州有林」として近日中に制定する。
パラー州北部に三万六千平方㎞
ブラジル最大の天然保護林はパルケ・ナショナル・ド・ツムクマッケ(アマパー州)で総面積三万九〇〇〇平方kmである。新保護林はこれにつぐ。
ブラジル連邦政府が法定保護区と定めたアマゾン地帯(アマゾニア・レガル)の総面積は五七万八〇〇〇km平方であるから、フランスとベルギーの国土を合わせたものよりも大きい。
アマゾニア・人環境院(Imazon)のアダルベルト・ヴェリーシモ研究員によると、「州有林はFLOTAと呼ばれ、国立保全システムに定める持続的利用のカテゴリーに属する。
パラー州科学技術環境実行局(Sectam)のパウロ・アチエリ環境保護統括担当官によると、伐り出出される木材のすべてはサーテイフィケート付きでなければならない。だがすでにアマゾニア一帯特有の不法土地占拠
が始まっている。森林内に道がつくられ、土地売りの看板が現れたのにおいて、それが見られる。
また、モンテ・アレグレ農村労働者組合のジョゼ・コスタ書記長は、保護林についての心配を、「隣接州のマット・グロッソから木材業者や不法土地占拠者(グリレイロ)たちが来て、樹木と切り倒して持ち去る。火を放って
森林を焼き払う。ピストル武装一味を送り込み、邪魔するものは殺すと威嚇する。すでにこうして土地主になった連中がいる」と説明する。
前出のヴェリーシモ研究員は、従来の全体の保全を包含する国立公園式よりも、保全と持続的利用を可能とするFLOTA式のほうがよいとの意見である。
それは、地元民のみによる開発・利用が主眼で、採集用(RESEX)、開発用(RDS)、環境保護用(APA)、エコ保護用(ARIE)、薬草研究用(RF)等の森林をそれぞれ設定する。
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