ID : 12299
公開日 : 2009年 6月27日
タイトル
屋久杉の美しさ 日用品に宿す 細かい木目生かした200点並ぶ
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新聞名
山梨日日新聞
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元URL.
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/06/28/16.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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世界自然遺産の屋久島(鹿児島県)の杉を使った工芸品を手掛ける、杉田一作さん(62)は都内から上野原市秋山に移り住み、自然に囲まれた地に工房を構えている。数珠や盆など日用品を中心に制作してお
り、木目が細かい屋久杉の素材の良さを生かした作品は独特の風合いを感じさせる。30日までは転入後初となる個展が市内で開かれている。
杉田さんによると、屋久島の土には十分な栄養がないことや、台風の通り道になっていることから樹木が育ちにくく、ゆっくり成長する。このため、通常よりも細かい木目が生まれるのが特徴だという。
約20年前に屋久島を訪れた際、杉の加工職人に出会ったことがきっかけで制作を開始。5月上旬、区画整理に伴う移転で、東京都瑞穂町から友人に紹介された同市秋山に移住した。
工房「赤いポスト」では木材をろくろで回しながら削り、整形する。制作段階で乾燥させる必要があるため、一つの作品を完成させるのに3年かかるものもある。屋久島が世界遺産に登録されたことで木を伐採できなく
なったため、現在蓄えてある木材分しか作品を制作できないという。
秋山郵便局で開かれている作品展には、数珠や盆、ボールペンなど屋久杉を加工した作品約200点を展示。中には樹齢1400年の杉の木を使用した作品もある。杉田さんは「貴重な素材を使った作品。実際に見て屋
久杉の木目の美しさを見てほしい」と話している。
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