ID : 1329
公開日 : 2006年 7月15日
タイトル
県産木材を安値で提供 丹波市の建設会社
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/kz/0000070511.shtml
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元urltop:
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写真:
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丹波市春日町の建設会社・荻野建設が13日、兵庫県産の杉やヒノキ材を専門に扱う製材所を同市内に完成させた。加工時間の短縮によるコスト低減で、外国産材以下の価格を実現。県内の県産材出荷量の2割
にあたる建築用材を生産し、県内約50の工務店などに供給する。県農林水産部は「県産材の利用促進に期待したい」と話している。(小林良多)
国産材は流通ルートが複雑なため価格も高く、敬遠される面があった。しかし近年は国産、外国産とも価格が低下。下落幅は国産材の方がやや大きく、木材ベースでは国産材が安い例もあるという。
これらの点に着目した同社はコスト削減を目指し、従来より約三分の一の時間で木材を乾かす減圧乾燥機三台を導入。「価格は外材より最大で二割安くなる」(荻野憲夫社長)という。月間製材量は千五百立方メートル(
原木ベース)の見通し。
荻野建設は、県産材の普及を目指す工務店でつくる「住環境システム協同組合」のメンバー。県産材を専門に扱う製材所を作り、組合加盟の工務店に販売しようと、約八億円を投じ建設した。
組合加盟の工務店は約五十社。住宅を新築する顧客に県産木材を使うように勧める。同組合の高柴優理事長は「加盟社を今後五年で五百社まで増やし、県内の新築住宅の一割を県産材で建てるようにしたい。地元林
業の活性化に貢献できれば」と話している。
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