ID　：　1324

公開日　：　2006年 7月11日

タイトル

割り箸使わず「森林保全」 白山麓そば店２１店 ９月から「マイ箸運動」

新聞名

北國新聞

元URL.

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060713005.htm

元urltop:

写真:

　

白山麓（ろく）のそば店二十一店で組織する「白山麓そばの会」は十二日、白山市出合町の食彩館せせらぎで臨時総会を開き、九月初旬から、店で割り箸（ばし）を使わず備え置きか客持参の箸を使用する「マイ 箸（はし）運動」（北國新聞社後援）を展開することを決めた。霊峰白山の自然の恩恵に感謝し、限られた木材資源を有効に使うことで、森林保全に貢献したいとの趣旨で、息の長い運動を目指す。
　臨時総会では、岡部州博会長と橋本孝一加賀白山麓観光ネットワーク協同組合代表理事が経過を説明し、あいさつ。「割り箸消費が身の回りだけでなく、世界の大きな森林地帯をなくしている」と警鐘を鳴らし、割り箸を できるだけ使わない方向へ運動を進めることが肝要だと提起した。
　店側が▽洗浄済みの塗り箸を常置する▽箸は箸入れに入れておくか、そばと一緒に出す ▽衛生・清潔の徹底―、客側が▽備え置きの塗り箸を使う▽自前の箸で来店する―運動を展開し、普及拡大を図る。
　特に自前の箸で来店した客には、キャッシュバックするか、新しい塗り箸や箸のケースをプレゼントするなどの特典を検討する。常連客には、マイ箸キープボックスを置き、これにも特典を検討したいという。
　会として、北陸の塗り箸製造・販売所との連携も検討するという。
　二十一店それぞれに割り箸の在庫量も異なるため九月初旬から一斉スタートにはせず、運動の基本方針に沿い、在庫分を消費しながらマイ箸に切り替えていく計画。岡部会長は「打ち上げ花火に終わることなく、息の 長い運動にしたい」と決意を語った。

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